体調の変化に慌てふためく
2017年3月の3度目の大出血の後からだったと思う。
前にもまして異常なほどに慌てふためく私。
頭痛しんどい!
更年期障害だわ!
生理をまともにしなくちゃ!
女性ホルモン補充なくちゃ!
エストロゲン(卵胞ホルモン)補充しなくちゃ!
ひと月の半分が頭痛で辛かったんです。
生理も規則的に全くこなくなってました。
ぶわっと汗の出るホットフラッシュもありました。
更年期障害だと思いました。
(年齢的には若年性更年期障害になると思います)
卵巣が元気になれば正常化するだろう。
女性ホルモンを補充すればいいだろうと思いついたのです。
ネットサーフィンで得たもの
症状をやわらげたい一心でした。
ネットサーフィンがどんどん加熱していきました。
そして「これだ!」と思える情報に辿り着きました。
それは、女性ホルモンの「エストロゲン」と似た働きをすると言われるサプリを発見したことです。そのサプリの成分は、大豆を乳酸菌で発酵させて生み出した「エクオール」と言います。
「エストロゲン」は「卵胞ホルモン」とも呼ばれています。
子宮内膜を厚くして、受精卵の着床に適した状態にしてくれます。
私が服用したのは、大塚製薬のサプリメント「エクエル」。
2014年に発売が開始されたサプリなので、当時まだ3年しか経っていない製品でした。3年経っているとは言えまだあまり知れ渡っていない成分だなと感じていました。
私はこのサプリを見つけて即注文し、4ヶ月ほど服用しました。
自己判断と衝撃的な事実
子宮体がんになってしまった今。
この女性ホルモン「エストロゲン」と似たはたらきをする「エクオール」を摂取する行為は、子宮内膜をがん化させる引き金になったのではと感じています。
「エクエル」を服用し始めた後に、衝撃的な事実を知ってしまいました。
●子宮体がんはエストロゲンという女性ホルモンに長期間さらされることが原因
参考※国立研究開発法人国立がん研究センター:子宮体がん(子宮内膜がん)
●子宮体がんⅠ型は高エストロゲン状態が発症に大きな影響を与える
参考※がん研究会有明病院:子宮がん
大切なホルモンが無い体
「エストロゲン」は「女性ホルモン」「卵胞ホルモン」とも呼ばれています。
子宮体がんは「女性ホルモン」の過剰が原因だなんて皮肉ですね。
「エストロゲン」の過剰な分泌を抑えてくれるのは「黄体ホルモン」です。
この「黄体ホルモン」は、不妊治療をしたことがある方なら、高温期をもたらしてくれるホルモンとしてよく知られているのではないでしょうか。
②生理前に胸が痛くなるとします。
黄体ホルモンの出てる人は、生理とともに胸の痛みは解消されます。
③私のだらだらと何日も続く不正出血を生理とみなしましょう。
私は出血が始まっても胸の痛みは消失しません。
(ネットには3~7日の出血を生理とみなし、それ以上の出血は不正出血とみなすとの説明あり)
④私の基礎体温は高温期もなかったです。
なので、出血が生理だったとしても、黄体ホルモンは出ていないなかったと思われます。
良いと思っても良くないこともある
「エクオール」のサプリメント摂取は、上記の事を知って4ヶ月で中止しました。
私はサプリメントの他にも、卵巣を刺激する為にルイボスティーもがぶ飲みしたり、不妊治療の為に「クロミッド(排卵誘発剤)」の2錠服用もしていましたので、どれが一番良くなかったなどと言うことは決してわかりません。
でも、生理を正常化させたいと言う考えで得た情報を色々行った行動は、正しかったとも思えません。
自分側から見た「卵巣の機能」だけでなく、がん側から見た「卵巣の刺激」についてなんて思いよりませんでしたから。